일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さけぬさんざ

避けぬ三左

山本 周五郎

山本 周五郎의 避けぬ三左(さけぬさんざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,846자 · 22화면

아오조라 문고

二

「ごぶれいを仕った」三左と呼ばれる男はやおら向き直り、しずかに小腰をかがめながら会釈した。「ごめん」そして再び、悠々たる足どりで、のっしのっしと武家屋敷の方へあゆみ去った。

すなわちこれ国吉三左衛門常信である。徳川家一方の旗がしら榊原式部大輔康政の家来で、「避けぬ三左」とも「天気の三左」とも呼ばれる名物男だった。相貌からだつきこそ頑厳としているが、その眼の色が柔和であるように、性質はおっとりとして温和しく、たちいふるまいもどちらかというと鈍重である、「避けぬ」というのはその重いところから来ているが、事実においても証明する点が多かった。

二

彼は飛んで来る矢弾丸を避けない、道のうえで人を避けない、雨も雪も避けない(というのは雨具を用いないことだ)、酒も菓子も避けない、およそありとある場合に、こちらからそれは御免を蒙るというためしがないのだ。それも意地やがまんではなくて、生得しぜんの気性がそうなのである。一例をあげると、彼は朝の起出でにはかならず、――ああ、いい天気だな、と呟く。晴天の日ばかりではない、雪が降り風の荒れる日もある。霖雨の半月もびしょびしょと降りやまぬときもある。