일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

とかいのゆうき

都会の幽気

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 都会の幽気(とかいのゆうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,559자 · 21화면

아오조라 문고

気のせいだの空気の流れだのと、そんな理屈では安心がなりかねた。後からついてくる気配だけならまだよいが、いろんな姿が影のように四方に浮き出して、私の方へ飛びついてくるのは、どう考えても合点がゆかなかった。私自身の気のせいではなく、そういう煙のような奴等が、そこいらにふらふらと存在してるに違いなかった。

私は室の中に閉じ籠って、これからどうしたらよいかしらと、夢のようなことを考えながら、昼間も曇った日はなるべく外に出ないことにし、夜分はなるべく早く床につくことにし、友人達を電話で呼び寄せては、碁や将棋をやったり花合せをしたりして、出来るだけ面白く時間をつぶそうとした。所が一人になるとふっと、魔がさすように気が滅入って、何となく電燈の光も淡くなってゆき、室の隅々に濛とした気が立罩めて、馬鹿馬鹿しい不安に襲われることがあった。そういう時私は、一生懸命机にかじりついて、面白そうな書物を読み耽った。物語の興味に惹かされて、一時間も読み続けてるうちに、一寸心に疲れた弛みが出来ると、しきりに右手の斜め上の方が気になり出した。其処に何やらぼんやりしたものがぶら下っている。