후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅうぶん
醜聞
山本 周五郎
山本 周五郎의 醜聞(しゅうぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,900자 · 46화면
この家の庭には巨大な榎がある、むろんもう葉は散りつくして、小枝の先まで裸になっているであろう。その榎のあたりで、やかましく雀の群の鳴く声がしていた。――奥さまは身ごもっていらっしゃる、と今朝になって家扶の吉川甚左衛門が云った。およそみつきで躯も不調であり、自分の食がすすまないばかりでなく、食事の支度をするのも辛そうである。たぶんつわりのためだと思われるので、このところ自分の妻が食事ごしらえをしている。あなたは御用繁多のせいであろうが、いつもお疲れのようであり、少し痩せてさえこられた。一汁一菜の御家風もよいが、躰力が衰えたときには、精のつく食事をとるのが当然であろう。現に自分も腹痛と痢病のあと、躯を養うために食物を変えている。これらのことを考えて、もう少し奥さまにやさしく、また当分のあいだ食事のことは任せてもらいたい、と吉川はひらき直って云った。
「私も初めは信じかねました」と功兵衛は語り続けていた、「けれども、私の名をはっきり呼び、自分の名もなのったのです、それだけではありません、乞食にまでなりはてて、躯つきも面ざしも変ってはいますが、さくらに間違いのないことはすぐにわかりました」