후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
じゅうきちひょうりゅうきぶん
重吉漂流紀聞
久生 十蘭
久生 十蘭의 重吉漂流紀聞(じゅうきちひょうりゅうきぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,456자 · 52화면
こんなあてどのない大海原で、どちらの島山へも遠いため、雲霧も及ばなかったのだろう。いま雨が降りだしたのは、どこかの国に近くなった証拠にちがいないと、音吉、半兵衛の二人にも話してきかせ、水を受けられるものはありたけ甲板へ持ちだし、余すことなく天水を貯えた。
三日の朝、海がカワカワと鳴るが、海面が暗くてなにも見えない。もしや魚の群であろうかとバケを投入れてみると、一尺ばかりの鰹がついて上がってきた。そのうれしさはなににたとえようもない。バケから外して煙出しの穴から下の※ノ間へ投げおろしておき、舳のほうへ行ってバケを入れると、七本釣れた。持てるだけの鰹を両脇に抱え、さて下へ行ってみると、さっき煙出しの穴から投げおろしておいた鰹が骨ばかりになっている。どうしたことだとたずねると、音七と半兵衛は片息をつきながら、
「この魚は、神様がくだされたのか、重吉ぬしがくだされたのか知らないが、ここで跳ねまわっているのを見るなり、夢中で双方からとりつき、一と口食い二た口食いしているうちに、このように骨だけにしてしまった。せっかくおぬしが釣ったのに、ただの一と口も得食われず、さぞ腹が立つことであろうが、悪気も候も、夢現のうちにやってしまったことだから、どうかゆるしてくだされ」