일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

のわき

野分

山本 周五郎

山本 周五郎의 野分(のわき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,401자 · 42화면

아오조라 문고

……雨つづきの街はうらさびれていた、家々は鼠色の空の下に濡れしょぼれて蹲い、どの軒下も黄昏のように暗かった。狭い横丁に尾を垂れた犬が餌をあさっているのもかなしく、蓑や合羽を着た物売り商人が、重そうに荷を担ぎながら黙って道を往くさまもかなしかった。――どこへゆこう、又三郎は雨のなかに立ち止った。するとそれまでまったく忘れていたお紋の住居を思いだした。蔦萬は睨まれているからゆけない。お紋はいないだろうが、雨で藤七老人は家だろう、このあいだ酒の馳走になったままだ、色いろな理由が彼を唆しかけた。彼は辻を右へ曲って、こんどは足ばやに徳右衛門町のほうへ急いだ。

藤七は、しょんぼり莨をふかしていた。はじめちょっとけげんな顔をしたが、又三郎だということがわかると、殆んど跳びあがった。彼は紙入を老人に渡して、酒と肴をたのむと云った。藤七は手を振って拒んだ、「冗談じゃあねえ、冗談じゃあねえ」と喧嘩腰で繰り返した。

「おまえが江戸っ子ならおれも江戸っ子だ」又三郎は構わずそこへ坐った、「……いちど出したものがそうかと云って引込められるか、厭なら竪川へでも抛り込んで来てくれ」