일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きんろう

金狼

久生 十蘭

久生 十蘭의 金狼(きんろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,438자 · 179화면

아오조라 문고

……あいつはね、もと毎年カムサッカや択捉へ出稼ぎに行っていたんですよ。なにしろ、もとは、絲満の漁師ですからね。……それで、そんなことをやってるうちに、北海道の北端の、例の留萠築港の大難工事が始まった。すると、南風太郎は自分の郷里から、二百人あまりの琉球の人間をだまして連れだしてきて、これを道庁の請負の大林組へ、一人八十円パで売り飛ばしたんだそうです。それで南風太郎は、かれこれ二万円ばかりの金を懐中にいれたわけなんですが、一方、売り飛ばされた方は、なにしろ気候が違うのと仕事が荒いので、第二期の突堤工事が出来たときには、二百人のうち生き残ったのは、わずか五七人だけだったそうです。……南風太郎は、そのほか西貢やシンガポールあたりへ、ひどい女の沈めかたをしているそうだし、……あいつには、ひとのうらみもずいぶんかかっているわけで、僕の想像じゃ、こんどの事件は、必ずしも金だけの目的じゃなかったんじゃないかと思うんですよ。なにしろ、廻る因果の小車で……」

那須は、ドスンと卓を叩いて、

「お、この餓鬼のいうことは気にいった。……サンキュウ、サンキュウ! ……こいつあ、いいツルだ。