일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きんぎょりょうらん

金魚撩乱

岡本 かの子

岡本 かの子의 金魚撩乱(きんぎょりょうらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,999자 · 67화면

아오조라 문고

復一が六年前地方の水産試験所を去って、この金魚屋の跡取りとして再び育ての親達に迎えられて来たときも、まだこの谷窪に晩春の花々が咲き残っていた頃だった。

復一は生れて地方の水産学校へ出る青年期までここに育ちながら、今更のように、「東京は山の手にこんな桃仙境があるのだった」と気がついた。そしてこの谷窪を占める金魚屋の主人になるのを悦んだ。だが、それから六年後の今、この柔かい景色や水音を聞いても、彼はかえって彼の頑になったこころを一層枯燥させる反対の働きを受けるようになった。彼は無表情の眼を挙げて、崖の上を見た。

芝生の端が垂れ下っている崖の上の広壮な邸園の一端にロマネスクの半円祠堂があって、一本一本の円柱は六月の陽を受けて鮮かに紫薔薇色の陰をくっきりつけ、その一本一本の間から高い蒼空を透かしていた。白雲が遥か下界のこの円柱を桁にして、ゆったり空を渡るのが見えた。

今日も半円祠堂のまんなかの腰掛には崖邸の夫人真佐子が豊かな身体つきを聳かして、日光を胸で受止めていた。膝の上には遠目にも何か編みかけらしい糸の乱れが乗っていて、それへ斜にうっとりとした女の子が凭れかかっていた。