일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき

釘抜藤吉捕物覚書

林 不忘

林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,251자 · 39화면

아오조라 문고

で、ほとんどもの凄いような感じさえするのだった。

「おうさ。」藤吉親分の、無表情な応答である。「別にたいしたこたあねえやな。ちょいと、絞め殺されただけよ。全体、場ふさぎな図体をしやあがって、からだらしがねえじゃあねえか。なあ、円枝師匠、ははははは。」

「じょ、冗談じゃあねえ、親分」円枝は、どぎまぎして、それでも、嬉しそうに、「若いものを持ち上げなさるのは、罪でさ。あっしは、まだ師匠なんて言われる身分じゃあございません。」

言いながら、ちらとおこよを顧みた円枝の眼に、押さえきれない誇らしい影のあるのを看て取った藤吉は、これは、円枝はこの女に大分心を動かしているな、ことによると、このふたりのあいだに――と、ひそかに結びつけて当りをつけながら、何気なく藤吉が言葉を向けたのは、うしろにいる席主の幸七へだった。

「この梅の家の踊りてえのは、もうじきすむんじゃあねえのかえ。」

「へえ、もう下りますころで。」

「屍骸を見せずに、この部屋から、むこうの溜りへ帰すようにしな。廊下を通らしちゃあいけねえ。」

そういっているところへ、高座の上り口が開いて、眼のまえに華やかな色彩が揺れ動いたかと思うと、梅の家の女たちが四、五人、がやがや言って廊下へ降りて来た。