후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,907자 · 32화면
」
「ほんとに、お役人様は、どうなすったのでございましょう。遅うございますねえ。」
不時の姉の死に、取り乱すだけ取り乱した後の、脱けたような放心状態にいる文字若だった。鈴のような眼を真っ赤に泣き腫らして、屍骸の傍に坐わっていた。撥ちだこの見える細い指で、死人の顔を覆った白布を直しながら応えた。まくら頭に供えた茶碗の水に線香の香りがほのかに這ってくの字を続けたように揺らいでいる――。
「いっそ気が揉めますでございますよ。でも、町内の自身番から、お届け願ったのでございますから、すこし手間取れましょうが、追っつけお見えになりましょう。」
藤吉は、文字若へにっこりした。
「師匠、凶死だからのう、おめえも諦めが悪かろうが、ものは考えよう一つだってことよ、まあ、それがお美野さんの定命だったと、思いなせえ。あんまり嘆いて、ひょっとお前が寝つきでもしようもんなら、姉妹ふたりで他に見る者のねえこの大鍋の身上は、それこそ大変だからのう。」
「はい。御親切にありがとう存じます。あたしゃこの階下の宇之吉さんの向う隣りの部屋に寝んでいたのでございますが、なんですか、あんまり二階の姉の部屋で雑音が致しますので、変に思って上って来て見ますと、まあ、親分さん、姉がこの有様――どうぞ、仇敵を――姉ひとり妹一人の大事な人でありましたものを、ほんとに