일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき

釘抜藤吉捕物覚書

林 不忘

林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,998자 · 32화면

아오조라 문고

彼は愉快で耐らなかった。玄内のような立派なお侍と、膝突き合わせて語り得ることが、それ自身この上ない誇りであるところへ、先方から世の中の区画を打ち破って友達交際を申し出ているのだから、伝二郎が大得意なのも無理ではなかった。が、なによりも、憎くもあり可愛くもある碁敵が、もう一人めっかったことが彼にとって面白くてならなかったのである。みちみち彼は、さんざん丁稚に威張りちらして、自分と玄内の二人が先日の晩、七人の浪藉者を手玉に取った経緯を、「見せたかったな、」を間へ入れては、張り扇の先生そのままに、眼を丸くしている子供へ話して聞かせた。が、誰にも言うな、と口止めすることを忘れなかった。素姓のたしかでない浪人なぞと往来していることが知れたら、自家の者が何を言い出すかも解らないと考えたばかりではなく、なにかしら一つの秘密を保っていたいと言ったような、世の常の養子根性から伝二郎もこの年齢になって脱しきれなかったのだった。

これを縁にして、伝二郎はちょくちょく寺島村の玄内の宅へ姿を見せるようになった。碁は双方ともざるの、追いつ追われつの誂え向きだったので、三日遇わずにいるとなんとなく物足りないほどの仲となった。