후리가나로 읽는 일본 고전
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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,598자 · 26화면
「ひゃあっ!」
と喚いて走り出そうとする。押さえた男、弥吉の顔を壁へ捻じ向ける。とたんに、荒壁の上下左右に火玉が飛んだ、と見えたも瞬間、めりめりと壁を破って両腕を突き出した人間の立姿! それが、
「ひとごろしいっ!」
と細く尾を引いて、
「う、恨むぞ――取り殺さいでか――。」
陰に罩った含み声。弥吉は力なく地面へ坐った。
「ゆうべお前に殺された嵐翫之丞の亡霊だ。」壁土のなかから言う。「よくも、よくも、私を、わたしの首を――うう、怨めしやあ!」
「あっ! 御免なさい。」
弥吉、そこへぴったり手を突いた。
傍らの闇黒が動いた。藤吉親分が起っていた。
「彦、」と壁へ向って、「出て来い。上出来だ。首のねえ幽霊が、それだけ口ききゃあ世話あねえやな――のう、弥吉どん。」
「あっ!」
「これさ、弥吉どん、お前のような人鬼でも怖えてことがあると見えるの。」
「――――」
平伏した弥吉を取り巻いて、桔梗屋へ迎えに行った大男勘次と、今ごそごそ壁の中から出て来た亡者役の彦兵衛とが、むっつり見下している。藤吉はうずくまった。
「弥吉どん。やい。弥吉、わりゃあ何だな、お糸と役者の乳繰合えを嫉妬んで、よんべおりきんとこから出て来る役者を、ここらで待ってばっさり殺り、えこう、えれえ手の組んだ狂言を巧やがったのう、やいやい、小僧、どうでえ、音を立てろっ