후리가나로 읽는 일본 고전
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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,145자 · 19화면
そこに、雨洩りの模様に紛れて羽目板の合せ目に遺っているのはたしかに血の拇指の跡であった。
公儀役人の引き揚げた後で番屋はわりにひっそりしていた。煙草の火に炭団を埋めた瀬戸の火桶を中に、三吉、伊勢源、それから下っ引彦兵衛と、死んだ栄太と親交のあったという幇間桜井某が、土間隅に菰を被せた栄太の死骸を見返りながら何かしきりに故人の噂でもしているらしかった。そこへ勘次を伴れて釘抜藤吉は眼で挨拶してはいって行った。
「三、久し振りだのう。」
言いながら彼はすでに菰をはぐって、死体を覗き込んでいた。一同は事新しくその周囲へ集った。不愉快そうな三吉の眼光を受けても、袖の先で鼻の頭を擦ったまま勘次はけろりと澄ましていた。肉の塊のように焼け爛れた死顔をしばらくみつめていた藤吉は、やにわに死人の袖を二の腕まで捲くり上げながら、背後の幇間を顧みて口から出任せに言った。
「この栄太さんの馴染みってのは、たしか仲の町岩本楼の梅の井花魁だったけのう。」
「なんの、」と幇間は拳を打つような手つきを一つしてから、
「弘法も筆の過り、閉口へいこう。一文字の歌右衛門姐さんと二世を契った仲――。