후리가나로 읽는 일본 고전
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どうせんかいじへん
銅銭会事変 短編
国枝 史郎
国枝 史郎의 銅銭会事変 短編(どうせんかいじへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,745자 · 216화면
「おおそうか、残念至極。そちの弓勢にさえ合わぬ怪物。弓では駄目じゃ鷹をかけい! 五羽ながら一度に切って放せ!」
「は、はっ」
と五人の鷹匠ども、タラタラと一列に並んだが、拳に据えた五羽の鷹を屹と構えて空へ向ける。さすがは大御所秘蔵の名鳥、プッと胸を膨張ませ、肩を低く背後へ引く。気息充分籠もると見て一度に颯と切って放す。と、あたかも投げられた飛礫か、甲乙なしに一団となり空を斜めに翔け上った。
家斉公は云うまでもなく五十人のお供の面々は、固唾を呑んで眺めている。その眼前で五羽の鷹、大鵬を乗り越し上空へ上るや一時にバラバラと飛び散ったがこれぞ彼らの慣用手段で、一羽は頭、一羽は尻、一羽は腹、二羽は胴、化鳥の急所を狙うと見る間に一度に颯と飛び掛かった。
ワッと揚がる鬨の声。お供の連中が叫んだのである。
「もう大丈夫! もう大丈夫!」
家斉公も我を忘れ躍り上がり躍り上がり叫んだものである。しかしそれは糠喜びで、五羽の鷹は五羽ながら、投げられたように弾き飛ばされ、空をキリキリ舞いながら枯れ草の上へ落ちて来た。
五羽ながら鷹は頭を砕かれ血にまみれて死んでいる。しかも大鵬は悠然と同じ所に漂っている。