후리가나로 읽는 일본 고전
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どうせんかいじへん
銅銭会事変 短編
国枝 史郎
国枝 史郎의 銅銭会事変 短編(どうせんかいじへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,745자 · 216화면
佐々木玄龍は所用あって今日は座席には来ていなかった。
「宗匠、何んと思われるな、紅縮緬のやり口を?」一蝶は其角に話しかけた。
「それがさ、実に面白いではないか。白縮緬に張り合って、ああいう手合いが出るところを見ると、世はまだなかなか澆季ではないのう」
其角は豪放に笑ったが、
「この私に点を入れさせるなら、紅縮緬の方へ入れようと思う」
「私にしてからがまずそうじゃ。紅縮緬の方が画に成りそうじゃ」一蝶はそこで首を捻ったが、
「それにしても彼奴ら何者であろうの? いつも三人で出るそうじゃが」
「いやいやいつもは二人じゃそうな。一人は若衆、一人は奴、紅縮緬で覆面して夜な夜な現われるということじゃ。もっとも時々若い女がそれと同じような扮装をして仲間に加わるとは聞いているが」
「さようさよう、そうであったの……何んでもその中の若衆が素晴らしい手利きだということじゃの。暁杜鵑之介とかいう名じゃそうな」
「いずれ変名には相違ないが、季節に合った面白い名じゃ」しばらく其角は打ち案じたが、「暁に杜鵑か、それで一句出来そうじゃの」
「お前がそれで一句出来たら、私が一筆それへ描こう」
「いや面白い面白い」