후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,230자 · 280화면
喜三郎は詳しく説明しました。
「すると、お六を殺したのは、長屋の者に違いないということになるね」
「木戸は内から締っていたし、外に入るところはないから――」
「突き当りの枳殻垣は潜るか越すか出来ないものかな」
「潜るような穴はない。垣の上へ蒲団でも掛けたら、越せないこともあるまいが、向う側はお寺の境内で、雪解けがひどいから、この五六日人間の入った様子はない」
「あの晩は凍らなかったか」
と平次。
「二三日凍るような天気はなかったはずだ」
そう言われると、いよいよ下手人は六軒長屋の住人でなければならなくなります。
「親分、木戸を締めたまま、内から乗越せないでしょうか」
ガラッ八の八五郎は口を出した。
「やってみるがいい。請合い乗り潰すから。柱が腐っているし、木戸もボロボロだ。よほど身軽な奴でも、この上に乗ると、大きな音を立てるよ。木戸のすぐ下に寝ている眼の不自由な者や年寄りがそれを知らずにいるはずはない」
平次の言う通りでした。按摩佐の市の家はすぐ木戸の側で、夜中に木戸を乗り越す者があれば、たった一と間しかない寝部屋の窓から枕に響かないはずはなかったのです。
「ともかく、入ってみようか」