일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にしきぎ

錦木

宮本 百合子

宮本 百合子의 錦木(にしきぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,481자 · 103화면

아오조라 문고

殿は泣きじゃくって居る童に云いつけて向うにやらせた。

涙の止まって気の狂いそうになった母君は何も云わず何とも考えることも出来ないで、ぼんやりとしたかおをして、泣きたおれて居る沢山の美くしい衣の色を見て居る。女達のかおは涙に白粉がはげていたいたしく見えている。

「そんなにおなきでない……あんなに美くしい人をなくしてしまったのは皆私達が悪かったばかりなんだから、ネー、そうお思いじゃあないかい。お前達の涙であの美くしい人の色をあせさせるといけないから――どうぞ」

そう云いながら自分も涙にぬれたかおを袖でかくしながら、

「母様、西の御殿にかえっておやすみあそばせ、あとは私がいい様にとりはからいますからネー」

わきに居る女に目くばせして、

「つれて行ってお上げ」

と云ったので、地味な色とはでな色の二つの着物はさびしいなにかの影を追う様に西の御殿へ細殿をつたって行く、西の御殿の女達は夢からさめた様にそのあとにつづいた。光君の部屋に居た女達は今更とりみだした様を気がついたように入ってしまった。あとにはだまってかなしみのためと絶望のために青白いすごいほど美くしくなった紅が、だまって胸を抱く様にして坐って居る。