후리가나로 읽는 일본 고전
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もん
門
夏目 漱石의 門(もん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,830자 · 278화면
七
夫婦は顔を見合して微笑んだ。もう少し売らずに置いてみようじゃないかと云って、売らずにおいた。すると道具屋がまた来た。また売らなかった。御米は断るのが面白くなって来た。四度目には知らない男を一人連れて来たが、その男とこそこそ相談して、とうとう三十五円に価を付けた。その時夫婦も立ちながら相談した。そうしてついに思い切って屏風を売り払った。
七
円明寺の杉が焦げたように赭黒くなった。天気の好い日には、風に洗われた空の端ずれに、白い筋の嶮しく見える山が出た。年は宗助夫婦を駆って日ごとに寒い方へ吹き寄せた。朝になると欠かさず通る納豆売の声が、瓦を鎖す霜の色を連想せしめた。宗助は床の中でその声を聞きながら、また冬が来たと思い出した。御米は台所で、今年も去年のように水道の栓が氷ってくれなければ助かるがと、暮から春へ掛けての取越苦労をした。夜になると夫婦とも炬燵にばかり親しんだ。そうして広島や福岡の暖かい冬を羨やんだ。
「まるで前の本多さんみたようね」と御米が笑った。前の本多さんと云うのは、やはり同じ構内に住んで、同じ坂井の貸家を借りている隠居夫婦であった。小女を一人使って、朝から晩までことりと音もしないように静かな生計を立てていた。