후리가나로 읽는 일본 고전
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もん
門
夏目 漱石의 門(もん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,830자 · 278화면
「なぜほかの家の子供はブランコへ乗せないんだい」
「つまり吝なんでしょう。早く悪くなるから」
宗助は笑い出した。彼はそのくらい吝嗇な家主が、屋根が漏ると云えば、すぐ瓦師を寄こしてくれる、垣が腐ったと訴えればすぐ植木屋に手を入れさしてくれるのは矛盾だと思ったのである。
その晩宗助の夢には本多の植木鉢も坂井のブランコもなかった。彼は十時半頃床に入って、万象に疲れた人のように鼾をかいた。この間から頭の具合がよくないため、寝付の悪いのを苦にしていた御米は、時々眼を開けて薄暗い部屋を眺めた。細い灯が床の間の上に乗せてあった。夫婦は夜中灯火を点けておく習慣がついているので、寝る時はいつでも心を細目にして洋灯をここへ上げた。
御米は気にするように枕の位置を動かした。そうしてそのたびに、下にしている方の肩の骨を、蒲団の上で滑らした。しまいには腹這になったまま、両肱を突いて、しばらく夫の方を眺めていた。それから起き上って、夜具の裾に掛けてあった不断着を、寝巻の上へ羽織ったなり、床の間の洋灯を取り上げた。
「あなたあなた」と宗助の枕元へ来て曲みながら呼んだ。その時夫はもう鼾をかいていなかった。