후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ しほんたいへいき
随筆 私本太平記
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 私本太平記(ずいひつ しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,947자 · 114화면
絵画では曼陀羅図にいいのが多い。曼陀羅様式の比較ができる。それと初期墨画ともいえる後の東山水墨の明け方をおもわせる可翁の梅雀図、黙庵の四睡、また鉄舟や愚渓など南北朝期一連のものがじつに愉しい。ただここで驚かれることもある。それは鎌倉初世以来の土佐絵巻の画脈が、ここで断層をおかれたように、半世紀の戦乱で、ぶッつり断ち切られていることだった。渡来思想と共に、絵も禅僧余技の墨の生ぶ声があるだけだった。
めずらしい版画の長巻があった。明徳二年(一三九一年)の紀年で「ゆう通ねんぶつ縁起」の版木本だ。踊り念仏とか、時宗教団などとよばれた流行宗教の宣伝版画である。当時は全国に配布されたものだろうが、いまこれ一本しか残っていない。木版技術のうえでも、風俗画と見ても、興味がふかい。後の江戸初期から寛文にわたる師宣などの絵本物や一枚ズリなども思い合せられる。会場で慶応の吉田小五郎氏にお目にかかったが、同氏の造詣にうかがわなかったことをあとで惜しんだ。
期待していた佐々木道誉の画像(近江彦根の勝楽寺蔵)はまだ出ていなかったが、夢窓国師像では、案外な気がした。案外な優男である。