후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ しほんたいへいき
随筆 私本太平記
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 私本太平記(ずいひつ しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,947자 · 114화면
元弘三年「五月中」日譜
五月八日 六波羅陥ツ。
同日 新田義貞、東国上野ニ旗ヲ上ゲル。
十一日頃 北条仲時以下、近江番場ニテ自刃。
同日頃 金剛山ノ寄手数万、千早ヲ解キ奈良ヘ敗走ス。
十二日 義貞、鎌倉軍ヲ武蔵野ニ破ル。――以後十五、十六、十七日、鎌倉攻勢ススム。
十八日 後醍醐ノ車駕。伯耆船上山ヲ発ス。
二十一日 新田義貞、稲村ヶ崎ヨリ鎌倉ノ府内ヘ突入。
二十二日 北条高時ソノ他一族全滅、鎌倉幕府亡ブ。
二十五日 九州探題北条英時戦死、長門探題降伏。
三十日 後醍醐ノ車駕、兵庫ニ到着。
六月二日 楠木正成、足利高氏、千種、赤松ラ挙ゲテ車駕ヲ奉迎ス。コノ日、鎌倉陥落ノ報到ル。
以上がごく重なる史上事件で、六月には早や後醍醐の下の新帝都が生れ、秋にはもう次のような一項さえ見いだされる。
八月五日 楠木正成、新田義貞、足利高氏、名和長年、千種忠顕、北畠ラノ功ヲ論ジテ恩賞ニ差アリ、衆口紛々。
同日 足利高氏、名ヲ尊氏ト賜ワル。
次回からの「五月帖」では、前掲、五月中の小説化だけでも、ゆうに百五、六十回はかかろうかと考えている。表にない小事件になると、掬いきれない河砂ほどもなおあるのだった。