일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

がん

雁

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 雁(がん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,848자 · 8화면

아오조라 문고

庚申塚のある四辻を右の方に折れ曲ろうとすると、塚の背後の根本に藁畔をしてある禿榎の梢に止っていた一羽の烏がついと飛んだ。

一身田を離れると中野村と云う小村が来た。路の右手に杉林が見えて其の前が畑地になり、大根や冬菜のようなものを作ってあった。麦を蒔いたらしい土をならした畑もあった。菜畑には鳥の来ないように竹を立ててそれに繩を張ってあったが、それにも懲りず二三羽の雁が来て畑の中を掻いていた。雁は久兵衛の来たのを見るとばたばたと飛び立った。最後に飛び立った雁の一羽は、どうした拍子にか其の繩に足を引っかけて羽ばたきを初めた。久兵衛は思いがけない獲物を眼の前に見つけて心をそそられたが、其の辺は禁猟の場所になっているので、一足往きかけたものの往くことができなかった。それでも飛べないで羽ばたきをしている雁の羽音を聞いては、其のままにして帰ることもできなかった。彼はきょろきょろと四辺を見廻した。それは人影が有るか無いかを見定めるためであった。しかし、何処にも人らしい物は見えなかった。彼の体は菜畑の方へ動いて往った。

そして、いきなり隻手で雁の首を掴み、隻手で足にからみついている繩を除けて、鳥を締め殺そうとしたが人目が気になったので、見るともなしに背後の方に眼をやった。