후리가나로 읽는 일본 고전
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ひなまつりとおひがん
雛祭りとお彼岸
折口 信夫
折口 信夫의 雛祭りとお彼岸(ひなまつりとおひがん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,594자 · 3화면
化し、新しい年中行事が起ることになる。即ち彼岸会の考えられる以前にその根底があるわけだ。叡山の坂本には古くから彼岸所なるものが廿一ヶ所あり、ちょうど古く叡山にあった彼岸談義所に相当している。春分・秋分に当って、そこで談義を行ったところから起ったものと思われる。国々ではこの頃から晩春へかけて女の山籠りが行われ、叡山でもこれより遅れて、里の女達がみな山に登って山の花を折りかざす行事があった。
恐らくこの行事に関連して起ったものが比叡の談義所だと考えられる。その遺風と思われるものが今もあって、地方ではなお「日の友」などと称して彼岸の中日、東に日の上る頃から、西に日の沈むまで、篤信者が野に出て一日歩き廻っている。この行事は恐らく山籠り――山に遠い地方では野遊び――の風習をほかにしては説明出来ない。比叡についで大阪の四天王寺の彼岸会は見逃すことができないもので、その中日には、善男善女が寺の西門に集まって日を拝む習慣がある。四天王寺の塔は極楽浄土の東門に向っていると信ぜられ、春秋彼岸の中日が一等適切に西方浄土と相向う日と考えたものである。これらが彼岸会なる風習がわが国に生じた、最も強い仏教的根拠といえばいえるが、むしろ春分に近い春の日に山籠り・野遊びをする風習があったことを示していると見るべきであろう。