후리가나로 읽는 일본 고전
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あめをふらすはなし
雨を降らす話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 雨を降らす話(あめをふらすはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,519자 · 25화면
この過冷却の水滴から成る雲を雨雲と呼び、氷の粒から出来ている雲を氷雲と呼ぶことにする。
氷雲の粒は氷の極めて小さい結晶である。これは氷晶と呼ばれている。この氷晶と雪の結晶とがどう違うかというと、それは単に大きさだけの問題である。雪の結晶はもちろん氷の結晶であって、その大きさは、六花のごとく普通の型のものでは、直径二、三ミリくらいのものが多い。ところが氷晶は、直径百分の一ミリ程度の極めて小さいものである。丁度雨雲の粒と雨滴との関係が、氷雲の氷晶と雪の結晶との関係に相当するわけである。
雪の結晶の出来方は、次ぎのように説明される。初めに氷の極めて小さい粒、即ち氷晶が出来て、それが氷雲を作る。この氷晶が極めてゆっくりと落ちて来る間に、水蒸気が飽和以上にある気層へくると、その氷晶に水蒸気が凝縮し、その時の条件によっていろいろな形の結晶になる。結晶が相当大きくなると、落下速度も大きくなるのでどんどん降って来るのである。
ところで私たちの人工雪の研究では、この氷晶が最初にどうして出来るかという点については、全然触れなかった。雪の結晶を充分発達させるためには、三十分くらいから数時間の間、結晶を空中に吊しておく必要がある。