일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆきたたき

雪たたき

幸田 露伴

幸田 露伴의 雪たたき(ゆきたたき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,132자 · 56화면

아오조라 문고

「遊佐殿も方々も御手あげられて下されい。丹下右膳殿御申出通りに計らい申しましょう。」

人々は皆明るい顔を上げた。右膳は取分け晴れやかな、花の咲いたような顔をした。臙脂屋の悦んだのはもとよりだつたが、遊佐河内守は何事も無かったような顔であった。そして忽ちに臙脂屋に対って、

「臙脂屋殿。」

と殿づけにして呼びかけた。臙脂屋は

「ハ」

と恐縮して応ずると、

「只今聞かるる通り。就ては此方より人を差添え遣わす。貴志ノ余一郎殿、安見宅摩殿、臙脂屋と御取合下されて、万事宜敷御運び下されい。ただし事皆世上には知られぬよう、臙脂屋のためにも此方のためにも、十二分に御斟酌あられい。ハテ、心地よい。木沢殿、事すでにすべて成就も同様、故管領御家再興も眼に見えてござるぞ。」

というと、人々皆勇み立ち悦ぶ。

「損得にはそれがしも引廻されてござるかナ。」

と自ら疑うように又自ら歎ずるように、木沢は室の一隅を睨んだ。

其後幾日も無くて、河内の平野の城へ突として夜打がかかった。城将桃井兵庫、客将一色何某は打って取られ、城は遊佐河内守等の拠るところとなった。其一党は日に勢を増して、漸く旧威を揮い、大和に潜んで居た畠山尚慶を迎えて之を守立て、河内の高屋に城を構えて本拠とし、遂に尚慶をして相当に其大を成さしむるに至った。