후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆきのやどり
雪の宿り
神西 清
神西 清의 雪の宿り(ゆきのやどり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,995자 · 51화면
その十三日には浄華院の戦さ、守る京極勢は一たまりもなく責め落され、この日の兵火に三宝院の西は近衛殿より鷹司殿、浄華院、日野殿、東は花山院殿、広橋殿、西園寺殿、転法輪、三条殿をはじめ、公家のお屋敷三十七、武家には奉行衆のお舎八十ヶ所が一片の烟と焼けのぼりました。最早やこうなりましては、次の火に桃花坊の炎上は逃れぬところでございます。お屋敷の方はともあれかし、この世の乱れの収まったのち、たとえ天下はどのように変ろうとも、かならず学問の飢えが来る、古えの鏡をたずねる時がかならず来る。あのお文倉だけは、この身は八つ裂きになろうとも守り通さずには措かぬと、わたくしは愈々覚悟をさだめ、水を打ったようなしいんとした諦めのなかで、深く思いきったことでございました。さりながら、思えば人間の心当てほど儚いものもございません。わたくしがそのように念じ抜きました桃華文庫も、まったく思いもかけぬ事故から烏有に帰したのでございます。……
貞阿はほっと口をつぐんだ。流石に疲れが出たのであろう、傍らの冷えた大湯呑をとり上げると、その七八分目まで一思いに煽って、そのまま座を立った。