후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆき
雪
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 雪(ゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 77,536자 · 152화면
一〇
鼓型は天然の雪の場合には、一般に骸晶的発達をした角柱の両底面に六花が付いたものであるが、この場合の鼓型は無垢の氷の針に角板が付いたものである。この無垢の氷の針はそれ自身独立に出来ることもあって、その例が(12)である。このような結晶は天然の場合にはまだ見当らない。生成条件は詳しいことは分らないが、低温、零下三十度以下で水蒸気の供給を少くした時に出来やすいようである。
一〇
次には以上に述べた「結晶初期」の状態がその後の雪の結晶の生長にどのような影響を及ぼすかという問題が出て来る。即ち地上へ降って来てわれわれの目にふれるいわゆる雪の結晶は、この初期の結晶の如きものから漸次生長して大きくなった結晶なのである。この結晶の初期状態がその後の結晶生長に及ぼす影響を示す好い例は立体樹枝型の雪である。
天然の雪には立体樹枝の中に立体六花型と放射型とがあることは前に述べた通りである。初めの立体六花型の雪は普通の六花型の結晶が生長してゆく途中、他の核が枝の各点に附着して、其処から立体的に余分の樹枝状の枝が伸び出たものと考えれば説明が出来るのである。ところが放射型のものは、結晶が生成初期において特殊な形をしていたために、その各点から枝が八方に伸び出たものと考えねばならない。