후리가나로 읽는 일본 고전
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らいほうとうものがたり
雷峯塔物語
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 雷峯塔物語(らいほうとうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,606자 · 45화면
著、鞋も佳いのを穿いて、官巷の舗へ往って李将仕に逢った。
「今日、保叔塔へお詣りしたいと思います、一日だけお暇をいただきとうございます」
清明の日には祖先の墓へ行って祖先の冥福を祈るのが土地の習慣であるし、両親のない許宣が寺へ往くことはもっとものことであるから、李将仕は機嫌好く承知した。
「いいとも、往ってくるがいい、往ってお出で」
そこで許宣は舗を出て、銭塘門の方へ往った。初夏のような輝の強い陽の照る日で、仏寺に往き墓参に往く男女が街路に溢れていた。その人びとの中には輿に乗る者もあれば、轎に乗る者もあり、また馬や驢に乗る者もあり、舟で往く者もあった。
許宣は銭塘門を出て、石函橋を過ぎ、一条路を保叔塔の聳えている宝石山へのぼって寺へ往ったが、寺は焼香の人で賑わっていた。許宣も本堂の前で香を燻らし、紙馬紙銭を焼き、赤い蝋燭に灯を点しなどして、両親の冥福を祈った。そして、寺の本堂へ往き、客堂へあがって斎を喫い、寺への布施もすんだので山をおりた。
山の麓に四聖観という堂があった。許宣が四聖観へまでおりた時、急に陽の光がかすれて四辺がくすんできた。許宣はおやと思って眼を瞠った。