일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

でんきぶろのかいしじけん

電気風呂の怪死事件

海野 十三

海野 十三의 電気風呂の怪死事件(でんきぶろのかいしじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,788자 · 34화면

아오조라 문고

が、その時、男湯の方から主人の声が聴こえて来た。

「おい、早く蒲団を持って来い。おい、居ないか、由蔵、由蔵!」

女房は擾乱した頭で、裏口の扉に錠をかけると再び男湯の流し場へ駆けつけた。

陽吉の身体が上ったものらしく、其処では色んな人々が立ち騒いでいた。寒さも忘れ、恥部を隠す余裕も持てない数人の浴客、それに椿事と知って駆けつけて来た近所の人々や、通行人らしい見知らぬ顔の男達が、或は足袋を濡らしたまま、或は裾をまくったままで、わいわいと湯槽を取囲んでいた。

「おい、早く蒲団を持って来ないか。由蔵はどうしたんだ、いったいあ奴は何処へ行っちまったんだ?」

「あたしゃ知らないよ。交番へでも駆けてったんじゃ、ないかね?」

「そんな筈はない。もう交番の旦那は夙くに見えてるんだ。由蔵に訊きたいことがあるって、待ってるんじゃないか。ええ、それより早く蒲団を持って来いというに――」

いずれもむしょうに昂奮した口調で、こんなことを応酬したのち、女房は返事も口の中でして奥の間へ飛び込んだ。押入から蒲団を曳きずり出すと、力一杯それを抱えて釜場の方へ引返して来た。と、其処にも男湯の方を覗き込んでいる近所の若衆が二三人立っていた。