후리가나로 읽는 일본 고전
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
三遊亭 円朝의 霧陰伊香保湯煙(きりがくれいかほのゆけぶり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 117,546자 · 234화면
景色でございます。栗橋から上州の川俣という処へ船が着きますと、かれこれ十時、宜い塩梅に天気もよく皆々客は上りましたから一同大きに安心致しました。是から幸三郎由兵衞も上ることに成りますと、いゝ塩梅に彼の段鼻の大年増も居なく成ったから、二人はホット息を吐きました。
六十
由「旦那何うでございました」
幸「何うも本当に驚いちまった」
由「吉川屋てえ料理屋は此処でげす、昨夜彼の女にのべつに喋られたので私ア胸が一杯に成りました……さア這入りましょう」
下女「此方へお掛けなさいまし……此方へお上りなさいまし」
由「何処か斯う景色の好い、見晴しの有る、風通しの好い、しんとした、乙に賑やかな処がありませんか」
幸「そんなむずかしい処があるものかアね」
女「此方へ入らっしゃいまし」
由「昨夜は些とも寝られませんでしたから、此処で昼寝をして顔を洗ってから、何か誂い物を致しましょう……姉さん何が出来るかい」
女「鯉こくに玉子焼鰌でがんす」
由「結構、じゃアその鯉こくに玉子焼でお酒の好いのを、と云った処が別に好いのもあるまいが、成たけ気を附けておくれ、兎に角顔を洗って参りましょう」