후리가나로 읽는 일본 고전
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あおいふろしきづつみ
青い風呂敷包
大倉 燁子
大倉 燁子의 青い風呂敷包(あおいふろしきづつみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,612자 · 28화면
彼女は忽ち眉をよせ、舌打ちしながら、烈しく首を振った。夢丸は心得て引き退った、が、間もなくまたやって来て、
「駄目よ、おねえさん、どうしても帰んないわ。――だから、ちょいと来て頂戴な」と歎願した。初子はカッとして、
「放っちゃっておきよ。ゴリラなんか――、構わないでおけば帰っちまうさ」と甲高い声で云い放った。
「酷いことを云うなよ。僕は遠慮するとしよう」客は不快な顔をして起ち上ると、皆が止めるのもきかないで、さっさと表口の方へ行った。初子は大分酔っていたので、足許も危ぶなかしく後を追い馳けたが、ふと、入口のところに佇んでいる吉川を見ると、
「何だって、商売の邪魔をするのさ、あんたなんかに用はないよ」といきなり突掛った。
「そっちになくったって、こっちにゃあるんだ」
「執拗い男だわね、用があるなら台所口へ廻って頂戴、表に立っていられちゃ縁起が悪るくって仕様がない!」
美佐子は見兼ねて、吉川を三階の衣裳部屋へ案内して、
「初子さんを連れて来て上げるから、ここで待っていらっしゃい」と言って、マッチと灰皿を彼の前に置いてから、初子のところに戻り、「早く会って、帰してしまった方がいいわよ。