일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せいしゅんのいきのあと

青春の息の痕

倉田 百三

倉田 百三의 青春の息の痕(せいしゅんのいきのあと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,338자 · 254화면

아오조라 문고

私はひとり蒲団にすがって悲しみに溺れていました。するとお松という十六になる田舎娘が私の室にはいって来ました。私は一と眼見てすぐに彼女の心を知りました。また叱られはずかしめられて私に訴えに来たのです。

「おいどうした、どうした」

と、私は近づきながらたずねました。すると塀に顔をつけて身ぶるいして泣くのです。その時私の付添婆が帰って来てその事情を話しました。お松は湯たんぽを落として足の指をひどく負傷しました。そして看護婦にたのんで繃帯してもらったのを主人のお嬢さんが無慈悲に叱りののしり、そして金を惜しんで診察も受けずに癒るものかなどと言って辱かしめたのです。貧しき彼女は診察の金もないのです。

「わたしは、わたしは……いくらお嬢さんでも……」

などとすすり泣くばかりでものもいえないほどでした。私はふるえる赤い髪と足の繃帯と、小さなあげのある肩を見た時思わず彼女を抱きました。

「あした、医者に見ておもらい、金は私が持ってる、いけないね、実にいけないね」

私は腹が立ちました。そして付添婆がお松をなだめて連れて出た時私はお嬢さん(聖書の講義をしている娘)を叱りに行こうとして、かえって悪いと思って室にとどまりました。