후리가나로 읽는 일본 고전
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かばんらしくないかばん
鞄らしくない鞄
海野 十三
海野 十三의 鞄らしくない鞄(かばんらしくないかばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,653자 · 73화면
突然窓から吹きだした紅蓮の炎に、肩車担当の二警官はびっくり仰天、へたへたとその場に尻餅をついたからである。帆村と課長は、弾みをくらって大きく投げだされ、腰骨をいやというほど打って、しばらくは起上ることが出来なかった。
そのうち火勢はずんずん拡がって、赤見沢博士のラボラトリーはすっかり火に包まれてしまい、手のつけようもなくなったが、それは研究室内にあった油と薬品が、このように火勢を急に強めたものに違いなかった。
課長が帆村たちと共に再び立上り、燃える建物をいくたびもぐるぐる廻って警戒につとめると共に、機会があれば、中へとびこんで何か目ぼしい品物を取出そうとあせったけれど、遂に研究室の方には入ることが出来なかった。そしてかの美貌の男か、美女か、小山すみれかに行逢えば、直ちに補えるつもりでいたけれど、結局この重要なる三人の人物を空しく逸してしまった。
駆けつけた消防隊の手で、完全に火が消されると、間もなく暁が来た。
課長は、焼跡を丹念に調べた。
その結果、一箇の無残な焼死体が発見せられた。背骨からしてすぐ判定がついて、犠牲者は気の毒な研究生小山すみれであることが分った。