일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あごじゅうろうとりものちょう

顎十郎捕物帳

久生 十蘭

久生 十蘭의 顎十郎捕物帳(あごじゅうろうとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,904자 · 28화면

아오조라 문고

もっとも、これは根岸の寮に来ていて、そこから抜けだした。

一日おいて二十八日には、下谷坂本町二丁目の名代の葉茶屋『山本園』の三番目の娘で、十六歳。奥まったじぶんの部屋で人形の着物を縫っていたが、鋏を持ったまま庭づたいに裏木戸から通りへ出て、そのまま行くえ知れずになってしまった。

これが春さきなら、のぼせてついフラフラということもあろうが、今は菊の季節。花札でも菊には青い短冊がつく。のぼせるの、気が浮き立つのということはあるまい。

十日ほどのあいだに、いま言ったような揃いもそろって縹緻のいい箱入娘が四人も家から抜け出している。どういうわけあいなのか、どこへ行ってしまうのか、いっこうにわからない。

ただひとつ変ったことは、四人の娘が家をぬけだした時刻がだいたい似かよっている。正午すぎの八ツから七ツまでのあいだ。妙といえば、妙。

もひとつは、娘たちが家をぬけだすすこし前に、小鰭の鮨売が例のいい声で呼び売りをして行った……。もっとも、これはあとで思いついたことで、少々附会じみたところもないではない。

最初に言いだしたのは、桔梗屋の女中なので。……じつは、お嬢さまがぬけだされるすこし前に、小鰭の鮨売が塀の外を『すウしや、コハダのすうしイ――』