일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あごじゅうろうとりものちょう

顎十郎捕物帳

久生 十蘭

久生 十蘭의 顎十郎捕物帳(あごじゅうろうとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,604자 · 28화면

아오조라 문고

で、決して『つ』じゃあない。……和学者の裔ともあろう者がこんなつまらぬ間違いをするはずはない。……だいいち、『や』じゃ歌になりはしない」

腑に落ちぬ顔つきで考えこんでいたが、

「なあ、ひょろ松、この字違いもへんだが、それよりも、この歌そのものがすこぶる妙だ。……『草枕、旅寝の衣かはかつや、夢にもつげむ、思ひおこせよ』……てんで辞世なんてえ歌じゃない。……『夢にもつげむ』となると、一念凝ったというようなところがあるし、『思ひおこせよ』ときては、なにかを察してくれと言わんばかりだ……」

いつにもなく腕を組んで、

「ひょろ松、これは、なにか、いわくがあるぞ」

「おや、そうでしょうか」

「それで、馬の尻尾のほうはどうなった」

「馬の尻尾、と申しますと」

「渡辺利右衛門という男が、なんのために馬の尻尾なぞ切って歩いたのか、その理由もはっきりわかったのか」

ひょろ松は、首を振って、

「そのほうは、とうとうわからずじまい。……なにしろ、一人で嚥込んで腹を切ってしまったんですから、どうにも手がつけられない」

顎十郎は、キョロリとひょろ松の顔を見て、

「お前は、いま、この事件は落着したと言ったな」