일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あごじゅうろうとりものちょう

顎十郎捕物帳

久生 十蘭

久生 十蘭의 顎十郎捕物帳(あごじゅうろうとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,674자 · 36화면

아오조라 문고

……お屋敷からあがった献上のお氷を桐箱ぐるみそっくり持って行ったやつがいるんです」

「ほほう、それは、いかにも涼しい話だの」

寅吉は乗りだして、

「なんと申しやしてもね、古くからの重い慣例。……あまり物欲しそうにはしねえ公方さまが、これだけはお待ちかねで、前の月はなから、もう、あと何日で加賀の氷がくると待ちかねておいでになるというその氷。……そいつを横あいから掻ッ攫ったやつがある。……大袈裟にいうわけじゃねえが、これは天下の一大事。……殿さまの恐縮もさることながら、駕籠について行った用人、氷見役一同、ことによったら腹切りもの。……相手が氷でも、これじゃ、すこし、涼しすぎましょう」

「この節は、いろいろと変った盗っとが出る。……それで、どんなやつの仕業だったんだろう」

寅吉は、顎十郎の肩につかまって背中を流しながら、

「……話はあとさきになりますが、じつは、お雪献上の駕籠をかついで行ったのは、あっしと為のふたりなんでね、ですから……」

顎十郎は、肩越しに寅のほうへ振りかえって、

「じゃ、お前が、お氷がさらわれる現場を見たわけだな」

寅吉は、照れくさそうに頭へ手をやって、