일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふうちそう

風知草

宮本 百合子

宮本 百合子의 風知草(ふうちそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 44,107자 · 88화면

아오조라 문고

実に人間らしい情理が一つになったものだわ――そうでしょう?」

重吉の床のわきで羽織のほころびをつくろいながら、ひろ子はそんなことを熱心に話した。もう重吉は、つぎは俺がしてやると云わず、よみかけの書物を枕のわきに伏せながら、仰向きにねていた。

七

十日ほど重吉が引こもっていたうちに、丘と丘の間にある自立会に向って、四方から流れよって来ていた力が、渦になって、そろそろと仕事の中心を、市内へ押し移しはじめた。

ある朝、出がけに、重吉はひろ子に一枚の紙きれをわたした。

「こんど事務所がそこになるんだよ、きょう、昼ごろ、弁当とどけて貰えるだろうか」

「この新しい方へ?」

「ああ」

「いいわ」

紙きれには鉛筆であっさり地図がかかれていた。元電気熔接学校というところが赤旗編輯局と示されている。

「この地図頂いておいていいの? あなたは大丈夫?」

「大丈夫だ。代々木の駅からすぐだよ、二本目の道を来ると、左側だ」

時間をはからって、ひろ子は弁当包みをもって代々木駅に降りた。ごくたまに乗換のとき、しかもひろ子の記憶では、のりまちがえて間誤付きながら乗りかえるようなとき、二三度のぼりおりしただけの代々木駅の前に立って、地図のいう二本めの道をさがしたが、はっきり見当がつかなかった。