일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かぜ

風

壺井 栄

壺井 栄의 風(かぜ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 38,702자 · 78화면

아오조라 문고

いつも小菊と一しょに寝ていたからである。ところが、取りだしてみると、ふとんも新しいものだった。更紗の花模様の一組で、同じ布の座ぶとんと枕まで入っている。枕のかさばりとならべて、かたいふろしき包みが出てきた。あけると、そうめんと煮干だった。ふとんとふとんのあいだからは、水色の、やっぱり新しい木綿蚊帳も出てきた。

――むりして、ふとん頼母子をおとしたにちがいない。きっとそうだ。客ぶとんを作りたいといっていた母の、それが唯一の希望だったのに……。

茂緒は更紗の花に顔をうずめて泣いた。泣きながら、修造のところへは、まだ手紙の返事さえもこないことを思い、修造が帰ってきても、手ばなしでは喜べない辛さをも感じていた。二人二様の母の心が、からっぽの行李と花模様のふとんになって、一つの押入れの上と下とにおさまった。上の段はふとんで、下の段は行李だ。茂緒は自分の番外行李をも手早く紐をとき、ふだん着だけ取りだして下の段に仲間入りさせようと思った。仕事さがしに出かけている修造の帰らぬまに、片づけておきたかったのだ。しかし行李の中はふとんとはちがって、なつかしさを掻きたてるものばかりだった。