일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しょくま

食魔

岡本 かの子

岡本 かの子의 食魔(しょくま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,911자 · 74화면

아오조라 문고

そういった。

巻煙草を取出していた鼈四郎はこれを聞くと、煙草を口に銜えたまま鉢を掴み上げ臂を伸して屑箱の中へあけてしまった。

「あらッ!」

「料理だって音楽的のものさ、同じうまみがそう晩までも続くものか、刹那に充実し刹那に消える。そこに料理は最高の芸術だといえる性質があるのだ」

お絹は屑箱の中からまだ覗いているアンディーヴの早春の色を見遣りながら

「鼈四郎の意地悪る」

と口惜しそうにいった。「おとうさまにいいつけてやるから」と若い料理教師を睨んだ。お千代も黙ってはいられない気がして妹の肩へ手を置いて、お交際いに睨んだ。

令嬢たちの四つの瞳を受けて、鼈四郎はさすがに眩しいらしく小さい眼をしばたたいて伏せた。態度はいよいよ傲慢に、肩肘張って口の煙草にマッチで火をつけてから

「そんなに食ってみたいのなら、晩に自分たちで作って食いなさい。それも今のものそっくりの模倣じゃいかんよ。何か自分の工風を加えて、――料理だって独創が肝心だ」

まだ中に蔬菜が残っている紙袋をお絹の前の台俎板へ抛り出した。

これといって学歴も無い素人出の料理教師が、なにかにつけて理窟を捏ね芸術家振りたがるのは片腹痛い。