일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もちのタタリ

餅のタタリ

坂口 安吾

坂口 安吾의 餅のタタリ(もちのタタリ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,869자 · 18화면

아오조라 문고

農作物のことなら、隅から隅まで知らないということがないぞ」

「理学の原理によれば、焼いた餅が冷めたくなると、ツブができるとされている。一晩すぎると、ちょうどツブができるな。しかしだな。ただ冷えただけでは、そうはいかないが、氷のはるような寒い晩に吹きさらしにされていると、特別そうなるものだ。カンテンと同じようなものだな。魚のニコゴリも理窟はそれに似ている。これは理学上の問題であるが、オレは昔三年間ばかりその方の研究をしたことがあって、そもそもカンテンは海からとれた植物を山中に運んで寒風にさらしてカンテンとする。海からとれた植物の名は何かと云えば、これをテングサという。このテングサを海からとる者はフシギにもこれが漁師ではなくて、それはアマという女である……」

大混乱のうちにすでに結論はついていて、助六は犯人ということに定まっていた。かように大河の流れるような強力な結論に対しては小なる個人の抗弁の余地はありッこない。敵には農学博士どころか理学者もおればまた天眼通や何が現れるか見当がつかないのである。

助六は悲憤の涙をのんでわが家へ帰り、その晩からどッと発熱して寝こんでしまった。