일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きぶつどうじけん

鬼仏洞事件

海野 十三

海野 十三의 鬼仏洞事件(きぶつどうじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,468자 · 30화면

아오조라 문고

帆村は頷いて、後をふりかえると、水牛仏に、じっと目を注いだ。

そのとき、室内が、俄に明るくなった。天井の水銀灯が、煌々と点火したのであった。

「誰だ、照明をかえたのは……」

「照明は、自然にかわるような仕掛になっているのじゃ」

長老が返事をした。しかし帆村は、長老がひそかに廻廊の柱に手をかけて、ちょっと押したのを見落しはしなかった。

(へんなことをしたぞ。とたんに照明がかわったところを見ると、あの柱に、照明をきりかえるスイッチがついているのかもしれない)

煌々たる青白い光線が、室内を真昼のように照らしつける。水牛仏の顔が、一段と奇怪さを増した。

帆村探偵は、つかつかと水牛仏の方へ近づこうとしたが、そのとき、何に愕いたか、

「呀っ」

と、低く叫んだ。

「おい、その棒を貸せ」

帆村は、後を振返って、傍に立っていた番人の手から、棒を受取った。

「さあ、皆、僕に注意していてください」

そういったかと思うと、帆村は、その場に跼んだ。そして跼んだまま、そろそろと水牛仏の方へ歩きだした。

「この棒に注意!」

帆村は、跼んだまま棒を高く差上げた。そして、しずかに水牛仏の前に近づいていった。