후리가나로 읽는 일본 고전
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まぞう
魔像
林 不忘
林 不忘의 魔像(まぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 131,494자 · 260화면
することに決心した。そして、どうせお園を手離すなら、何の誰それと人にも言えるお武士の許へ嫁にやろうとなって、伊豆伍は、西丸御書院番頭の脇坂山城守の屋敷へ出入りしているのを幸い、親しく山城守に目通りを願ってこの儀を頼み込んだのだった。
町人とは言え、富豪である。それに、お園の名は武家社会へさえ知れ渡っているから、酔狂に引き請けた山城守だったが、伝手を求めて申し込んで来る若侍の多いのに、却って山城守が当惑したくらいだった。しかし、結局、もっとも熱心な二人が篩い落されておしまいまで競争した末、近頃になって勝負はついたのである。戸部近江之介は役は上だが、年が寄り過ぎている。そこへいくと、神尾喬之助は、若いことも若いし、第一、家柄がいい。が、先ず何と言っても、お園が江戸一の美女なら、西丸御書院番の神尾喬之助は江戸一の、いや、ことによると日本一の美男であろう。そのことは、娘のお園より先に伊豆伍夫婦が惚れ込んでしまったのでもわかる。
似合いの夫婦だ。内裏雛だというので、美しいものを二つ並べる興味に、親達のほうが騒ぎ出した。もっとも、喬之助には琴二郎という小さな弟があるきりで両親はないのだから、親たちといっても伊豆屋の方だけだが、当人同士が恋い焦れていたことは、言うまでもない。