후리가나로 읽는 일본 고전
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まぞう
魔像
林 不忘
林 不忘의 魔像(まぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 131,494자 · 260화면
平河町の自宅へは立ち寄らずに、ああして数年前駿州江尻在大平村から一緒に上京して以来音信不通になっていたこのお六とともに、いずくともなく長い草鞋をはいてしまった。
あとから又平河町の家へ舞い戻って、例の「村井長庵」なる事件を起して処刑されるに到ったのは、数年後のことである。
四
釣竿を肩にブラリと立ち現れた魚心堂へ、神保造酒は不思議そうな眼を凝らして、
「貴殿はどなたかな?」
「わしか。わしは釣りの神様じゃ」
珍妙な応答をしている。
「ははア、釣りの神様。その釣りの神様がまた何しにここへ?……その十番首は貴殿のしわざか」
「さよう。ちょっと捌いて首に致した。どうせ喬之助どのが亡者と貼紙してここへ寄こしたのじゃからナ」
「神様だけに、言うことがさっぱりわからぬ」
「今にわかる」と魚心堂は、長庵とお六が、門弟どもを呼んで来ると言って玄関のほうへ走り去ったあと、ひとり造酒のかげに顫えているお妙を見やって、
「ほんとの用は、その娘だ。その娘を取り戻しに来たのじゃ。わしが下谷まで送って進ぜようと思ってナ」
「そうか、この娘を取り返しに来たのか。そうと解れば、遣らぬ!」