일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まと

魔都

久生 十蘭

久生 十蘭의 魔都(まと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 293,999자 · 578화면

아오조라 문고

いうまでもない、さっき真名古と対座していた縫子の花である。

極端な御馳走のすぐあとでこのような美人が出現するなどという至れり尽せりで、誰しも茫然とせぬわけにはゆくまい。加十はほとんど夢幻の体だった。

花は胸に風呂敷包を抱き、緊張のために蒼くなって扉口の傍に立ちながら、

「わたくし、有明荘の下に住まっております縫子の花でございます。御注文の御訪問着を持参いたしましてございます。それから、ちょっと……」

と、たとたどしい。

加十は、は、は、は、と下等な作り笑いをして、

「それは御苦労。ま、すこし遊んでおいでな。僕も少々徒然です。さア、ここへ来てこの椅子にお掛けなさい」

花は古風な擦り足をして加十の傍へ進んで来て、向き合う椅子に掛けると上眼使いでオズオズと加十の顔を眺めていたが、突然椅子から立上って、

「王様、あなたではありません」

と甲高い声で叫び立てた。

ああ、大変なことになった。娘ッ子だと思って油断をしたばっかりに、とうとう化の皮が剥がされてしまった。今までの苦心も大スクープの夢も、一切合財これで御破算になってしまうのであろう。それにしても相手が悪い。