후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぎょもん
魚紋
吉川 英治
吉川 英治의 魚紋(ぎょもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,582자 · 30화면
『はてな、たしかに、この辺だと云ったが?』
朝の空があまり晴れているので、雲が水面に映って見にくいのである。けれど水はよく澄んでいた、白い瀬戸物の破片だの、俵だの、傘の骨などはよく見える。
『も少し、真ん中のほうかしら』
考えてみると、河床は、河心へ向って、だんだんに深くなっているので、雨ふり揚句の水嵩が増した時などには、其の方へだんだん移動してゆくのが自然だった。
棹を入れてみると、だいぶ深い。彼は、夢中になって、突っ立てては船を移した。底の沼土が、むらむらと浮いて、水はいちめんに暗くなる。然し、流れが早いので、又すぐに澄み返った。
『……あっ、あった』
棹は水面へ抛ってしまった。そう深くも見えない所だ。青々と水が渦を描いている。両手を眼にかざして覗きこむと、雑魚の影さえ透いて見えるではないか。
封金の封紙が洗い流されてしまっているので、夥しい山吹色の黄金が、素裸で水に研がれているのだった。
『ウーム、成程、網袋に詰っている』
いくら見ていても見飽かない山岡屋の顔つきだった。今にも、何とかして引き揚げてしまいたいが、対岸に、船番所のある事、河岸をゆく往来の者が、ともすると立ち止まること、物売り船や荷足船が絶えず上下しているので、すぐ感付かれてしまいそうな事――