일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こい

鯉

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 鯉(こい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,197자 · 5화면

아오조라 문고

然し池の面は薄暗い闇に包まれて、さっぱり見当がつかない。僕は自分の失敗に苦笑しながら、竹筒と風呂敷とを抱えて、すごすごと帰っていった。図書館の窓が明々と輝いていたり、門衛が永遠の彫像のように控えていたりするのを、僕は横目にちらと見やりながら、変に薄ら寒い感じがした。

その翌日、僕は制服制帽で何喰わぬ顔をして学校に出た。だがやはり気になって、池の方へ行ってみると、十人ばかりの学生が集っている。ステッキが動く、ステッキが動く……と云って不思議がってるのだ。見ると、なるほど、前晩僕が釣竿に用いた籐のステッキが、池のまん中に浮いて、前後左右に狂うがように動いている。時々静まるかと思うと、またぐいぐいと動きだす。……ははんと僕は思った。がどうにも仕様がなかった。

それから変な日が続いた。池の面にはいつも籐のステッキが浮いていて、それがどこかの隅にじっとしていることもあるし、あの小島のまわりをぐるぐる廻ってることもあるし、または前後左右に動き廻ってることもある。そのステッキの先の丈夫な畳糸には、大きな釣針がついていて、それを鯉は腹の中までも呑み込んでるに違いないのだ。