후리가나로 읽는 일본 고전
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にしんぎょじょう
鰊漁場
島木 健作
島木 健作의 鰊漁場(にしんぎょじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,483자 · 49화면
――街道を行きかう馬橇引や、買物に出て来たらしい百姓たちはいくどかまぶしそうに空を仰いだ。源吉はうなだれていた首をあげると、太い息を空に向って吐いた。
家並みがだんだんこみあって来た。長い間の冬眠から今さめようとしている町のけはいがその家並みのうしろにじいっとひそんでいた。町全体がかもし出す雑然としたものおとが、高くはないがどこか明るいひびきをもって、さかんな活動の一歩手前にある人間の動きを示していた。
町の中央、往来に面して、居酒屋、雑貨屋、鍛冶屋などがならんでいるところへ源吉は出たのである。雪がつもって道路はずっと高くなっており、屋根は重々しく雪をかついでいるので、それらの家並みは半ば地の底にめりこんででもいるかのように見えた。賑やかな歓声がそのなかの一軒から引っきりなしにもれてくる。――そこまで来て立ちどまりちょっと躊躇したかに見えたが、彼はやがて近づいて行ってその家のガラス戸をあけた。「さけ」「めし」と半紙に書いて貼りつけてあるそのガラス戸は雪の重みでひどくゆがみ、ぎしぎしと軋んだ。
ちかちかと刺すような銀いろの雪の輝きに麻痺した目は、一瞬土間の暗さにたじろいだ。