후리가나로 읽는 일본 고전
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にしんぎょじょう
鰊漁場
島木 健作
島木 健作의 鰊漁場(にしんぎょじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,483자 · 49화면
だ。
沖合数百間、十四五尋のところへ来ると、舟はそこに碇泊した。折よく凪で海水は澄み切っている。漁夫たちは覗き目鏡で、海底を覗きこんだ。このあたり一帯の海は、鰊が卵を産みつけに群来るところだ。すじめ、ざらめ、うがのもく等の馬尾藻科の海草が、覗き眼鏡の底に鬱蒼として林のごとく繁茂して、大きな波のうねりのごとにゆらゆらとゆらめいてうつるのであった。他の一艘に分乗した漁夫たちは、探り絲をおろして海底を曳きまわしはじめた。彼らはそうやって海底の岩礁の形や、岩石の表面に牡蠣や、日和貝等の附着した箇所を知るのであった。鰊建網は長さ四十間にわたって海底に敷設する箱形の網である。そしてその箱の底をなす敷網を起して嚢網中に入り込んでくる鰊を捕獲する装置である。だからもしも網を敷設する海底が、岩礁や、貝や、その他の障害物によって凹凸がはげしければ、波のまにまにゆれうごく敷網はその障害物にふれてたちまち傷つき破れざるをえないのだ。――検査を終えた漁夫たちは、やがてそれぞれの箇所へ、莚を縫合したものや、樹の枝を束ねて大きな束にしたものを沈めるのであった。それらは何れも障害物の頂上をおおい、又は網底を持ちあげて、網が直接障害物にふれることを防ぐに役立つものである。