후리가나로 읽는 일본 고전
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なるとひちょう
鳴門秘帖(一)
吉川 英治
吉川 英治의 鳴門秘帖(一)(なるとひちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,100자 · 523화면
何かのことに夜を更かして、護持院ヶ原を帰るさ、怨みを含む他流の者が、三十人余り党を組んで待ち伏せ、いわゆる闇討を食った。
追い散らして血路をひらき、無事に屋敷へ帰ったものの、五、六ヵ所の薄傷を負ったので、数日床についていると、やがて様子を見にきた夕雲先生、それを見て、
(大たわけ者!)
見舞いでなく、叱りつけた。
(夕雲流の名を汚し召された。一体その夜の敵は何人か?)ときかるるまま弦之丞は、むしろ得意に、
(三十人)と答えると、夕雲、
(三人か? ……)
(イヤ三十人程で)
(違うであろう、三人であろう)
(イイヤ、たしかに三十人で)
(はアて! 会得の悪い!)不機嫌にいったがまた面を和らげて、(およそ一人が数人に取り囲まれる場合、敵は三人よりないものじゃ。どんな場所にも必ず背を守る楯はある。右敵、左敵、前敵、これ以上に敵はない。対手の数はあってもただ一人へこれ以上の剣が一度にかかれる理由がない。さすれば三十人も三人の敵と同じ、四十人も同じこと。要は身と心の据え方一つ。どうだ、分ったか)
この時、口伝をうけたのが獅子刀、虎乱の剣。二つながら衆を対手とする時の刀法である。