후리가나로 읽는 일본 고전
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なるとひちょう
鳴門秘帖(三)
吉川 英治
吉川 英治의 鳴門秘帖(三)(なるとひちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 261,216자 · 521화면
「そうらしい」
「さっきから間の抜けた鈴を振って、しきりと医王山の境内をウロついていた奴だろう。それがどうしたンだ?」
「あの通り、道を阻めて、テコでも動く気色がない」
「太エ奴だ」
と、帯の十手を抜いて、それを手にピカピカさせた一人、ずかと前へ踏み出して、
「やいッ、遍路!」
と、肩をもたせている白木の杖を、ゴツンと十手でぶちながら――
「なんだって、こんな狭い道に棒を呑んで突ッ立っているんだ。退け退けッ、海部代官所の者と徳島同心の方が、縄付をつれて通るところだ。動かねえと蹴飛ばすぞ!」
遍路の笠へ顔をよせて、威猛だかにどなりつけたが、かれは、依然として、ヌックと立ったまま、肩杖をついたまま、そして、紺べりの笠をうつ向けたまま、返辞もせねば、微動もせぬ。
ははア! とそこで顔を見あわせたことである。こいつア片輪だ。ツンボか唖か、気の変な脳病もちかに違いない。常人なみにあしらって、埒のあかないのはこっちの落ち度。
だが、不具者の遍路、お上の者といって手荒くもなるまい、どこかそこらの横へソッと抱いて片づけてしまえ! と目くばせで五、六人ゾロゾロと前へ出ると、その手も触れさせず、杖一歩、かえって向うから一跨ぎして、