후리가나로 읽는 일본 고전
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あへんをのむびしょうねん
鴉片を喫む美少年
国枝 史郎
国枝 史郎의 鴉片を喫む美少年(あへんをのむびしょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,061자 · 21화면
今にも鎮江が陥落しそうだとか、北京の清帝が蒙塵するらしいとか、戦争の噂は船中にあっても聞こえ、その噂はいつも支那側にとって、面白くないものだった。
船は江陰で碇泊した。で、僕は上陸した。江陰にも英国兵が駐屯していて、戦争気分が漲っていたが、昔から風光明媚として、謡われるところだけに、家の構造、庭園の布置に、僕を喜ばせるものがあり、終日町や郊外を、飽かず僕は見て廻った。夕方まで見て廻った。船は三日程碇泊するので、今夜は陸の旅館へ泊まろう、こう僕は最初からきめていた。
で、気持のよい旅館を探そう、こう思って町の方へ足を向けた。その時洋犬と支那美人とを連れた、中年の英国の将校が、僕を背後から追い越した。
「あ」と僕は思わず声を立てた。
と云うのは支那美人が宋思芳と、非常に顔が似ていたからであった。
すると支那美人も僕の顔を見たが、思い做しか表情を変え、驚きと懐しさを現わしたようであった。
しかしその儘歩み去ってしまった。
友よ、こんな際、その支那美人の後を、僕がどこまでもつけて行ったところで、不都合だとは云わないだろうね。
僕はその後をつけて行ったのだよ。